技術

RPAで本当に業務が楽になるの?

皆様こんにちは、株式会社オクトパスソフトウェア代表取締役の足立です。

突然ですが私、最近YoutubeやTwitchなどの動画配信プラットフォームで、
RTA動画を観るのにハマっております。

RTAとは「リアルタイムアタック」の略称でざっくり言うと、
ゲームをどれだけ速くクリアできるかを競う遊び方です。

細かく作戦を立ててケースバイケースで臨機応変に立ち回って記録更新を目指すと言うものが、
個人的ものすごく刺さってしまいまして、暇になるとついついそういった動画を見てしまっています。

そんな折に友人にこのRTAの話を振ったら


友人「RTAってどんどん効率化していくやつだよね?」

私「そうだね。それもすごい大事」

友人「それうちの会社で今度導入される予定だわ」

私「???????????」


いやそれRPAだろ。

私の周りでも最近になって「RPAで業務効率化!」「RPA導入で残業削減!」
なんて言葉を耳にすることが増えてきました。

しかし「そもそもRPAって何なの?」「本当に業務がラクになるの?」
と思っている方も多いのではないでしょうか。

今回はそんなRPAの話をしていこうと思います。

■ RPAって、簡単に言うと?

RPAとは「Robotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)」の略称です。

要するに、「人間がPCでやっている繰り返しの作業を、ロボットに代わりにやってもらおう」という仕組みですね。

とはいえ、実際に動くのは“人型ロボット”ではなく、ソフトウェアロボットです。

人間がマウスを動かしてクリックしたり、エクセルにコピペしたり、Webで検索したり――
こういった定型的な操作を記録・自動化してくれるのがRPAです。

例えばRPAがよく使われているのは、次のような“ルーティンワーク”です。

  • Excelでの請求書や報告書の作成
  • Webサイトからのデータ取得
  • メールの振り分けや返信の自動化
  • システム間のデータ転記

これらは、人がやると地味に時間がかかるうえ、ミスも起きやすい作業です。

でもRPAなら、24時間休まず、正確に、そして超高速でこなしてくれます。

■ 本当に業務が楽になるの?

結論から言うと――適切に導入すれば、かなり楽になります。

たとえば、今まで1時間かかっていたデータ集計を、RPAが3分でやってくれる。

その分、スタッフは「考える仕事」「判断する仕事」に集中できるようになります。

また、RPAは「人がやる前提」の作業を再設計するきっかけにもなります。

「そもそもこの作業、本当に必要?」

という問い直しが生まれ、業務そのものの見直しにもつながるのです。

■ RPAを使用する上での注意点

万能に見えるRPAですが、なんでもかんでも自動化できるわけではありません。

  • 業務が毎回変わるような作業
  • 判断や人とのやりとりが多い業務
  • システムの変更が頻繁にある環境

……などには正直向いていません。

また、導入後のメンテナンスやルール変更への対応も必要です。

「入れたら終わり」ではなく、「育てる」感覚が大切だと言えるでしょう。

■ まとめ

RPAをうまく利用するためには、働く人をロボットにするのではなく、
「ロボットにできる仕事はロボットに任せて、人間はもっと価値あることに集中する」
ためのパートナーと考えることがポイントです。

もし日々の業務で

「これ、機械でもできるのでは…?」

と思う作業があるなら、それはRPA導入のチャンスかもしれません。

時間と手間のかかるルーティン作業から解放され、
もっと創造的で、人らしい仕事に時間を使えるようになる――
それがRPAの最大の強みなのではないでしょうか。

というわけで皆様も日々の仕事にRPAの利用を検討してはいかがでしょうか。

そして空いた時間で是非皆様もRTA動画をお楽しみください。

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